コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/混和材料

混和材料Ⅲ

2017年7月12日(水) 15:45 〜 18:00 第3会場 (桜1/会議棟2階)

座長:小川由布子(土木), 寺西浩司(建築)

[1021] 高炉スラグ微粉末を高含有したコンクリートの基礎物性および温度ひび割れ抵抗性に関する比較検討

依田侑也1, 齊藤亮介1, 片山行雄1, 黒田泰弘1 (1.清水建設)

キーワード:Adiabatic temperature rise, Blast furnace slag, cracking index, pilot test, temperature stress analysis, ひび割れ指数, 実機試験, 断熱温度上昇量, 温度応力解析, 高炉スラグ微粉末

高炉スラグ微粉末を高含有したコンクリートの設計・製造・施工において必要な情報を得るために,種々のセメントを用いた場合との比較検討を実施した。まず,粉末度が4000程度の高炉スラグ微粉末を70%置換した場合,中庸熱セメントと比較して断熱温度上昇量が同等以下となることを示した。次に,フレッシュ性状と硬化性状の実機試験結果を得た。さらに,模擬部材を対象に温度応力解析を行った結果,高炉スラグ微粉末を高含有したコンクリートは外部拘束によるひび割れへの抵抗性は高いが,内部拘束によるひび割れへの抵抗性は,不利になる場合があることを示した。