コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 収縮・クリープ/初期欠陥/強度・力学的性質

収縮・クリープⅡ/初期欠陥/強度・力学的性質Ⅰ

2017年7月14日(金) 09:30 〜 11:45 第3会場 (桜1/会議棟2階)

座長:佐川康貴(土木), 道正泰弘(建築)

[1040] 加熱を受けたコンクリートのひび割れ抵抗性に関する研究

山内博史1, 橘高義典1, 國枝陽一郎1, 松沢晃一2 (1.首都大学東京 2.建築研究所)

キーワード:concrete, crack, fracture energy, fracture toughness test, heating, hot test, tension softning curve, コンクリート, ひび割れ, 加熱, 引張軟化曲線, 熱間試験, 破壊エネルギー, 破壊靭性試験

本研究では,調合条件の異なる6種類のモルタル供試体を作製し,20℃(常温)から200℃までの9つの加熱温度条件下において破壊靭性試験(くさび割裂試験)を実施することで,加熱がコンクリートのひび割れ抵抗性に与える影響について検討を行った。その結果,いずれの調合についても加熱温度の上昇に伴い荷重-開口変位曲線の最大荷重および初期結合応力が低下すること,プレーンモルタル供試体は175℃以上で破壊エネルギーが増大すること,ビニロン繊維および鋼繊維を混入した供試体では加熱温度の上昇に伴い破壊エネルギーが減少することが明らかとなった。