コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/耐久性一般/短繊維補強コンクリート(材料)

補修・補強(材料)Ⅳ/耐久性一般Ⅰ

2017年7月13日(木) 09:30 〜 11:30 第5会場 (白橿(しらかし)1/会議棟3階)

座長:伊代田岳史(土木), 鹿毛忠継(建築)

[1087] 銅スラグ細骨材を用いたコンクリート中における塩害による鉄筋腐食に関する検討

上田隆雄1, 宇田昌樹1, 塚越雅幸1, 七澤章2 (1.徳島大学 2.デンカ)

キーワード:Bleeding, Copper slag fine aggregate, electrochemical index of corrosion, fly ash, steel corrosion, 銅スラグ細骨材, ブリーディング, 鉄筋腐食, 電気化学的腐食指標, フライアッシュ

天然骨材の代替材として銅スラグ細骨材を用いたコンクリートは,一般の細骨材を用いたコンクリートよりもブリーディングが大きくなる傾向が報告されているが,コンクリート硬化後の耐久性に関するデータは不足している。そこで本研究は,銅スラグ細骨材を使用したコンクリート中の塩害による鉄筋腐食について実験的に検討した。この結果,W/Cが60%の場合には,銅スラグ細骨材の混入によってブリーディング量の増大に伴い,若干の強度低下や鉄筋腐食速度の増大が見られた。ただし,細骨材代替でフライアッシュを混和することによって,ブリーディング量と塩害による鉄筋腐食の顕著な抑制が認められた。