コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » フレッシュコンクリート/施工/特殊コンクリート

施工Ⅱ/特殊コンクリート

2017年7月14日(金) 13:00 〜 15:00 第4会場 (桜2/会議棟2階)

座長:小松怜史(土木), 閑田徹志(建築)

[1230] 振動締固めによる材料分離およびブリーディングが硬化コンクリートの表層透気性に与える影響

西村和朗1, 加藤佳孝1 (1.東京理科大学)

キーワード:air-permeability, bleeding, Segregation, vibration, 材料分離, 振動締固め, ブリーディング, 表層透気係数

本研究では,施工時のフレッシュコンクリートの材料分離を洗い分析試験およびブリーディング試験によって評価し,これらの結果と表面透気試験の結果を比較することで,材料分離の程度と硬化コンクリートの品質の関係について実験的に検討した。その結果,配合によって程度は異なるが,振動締固めに伴い骨材が沈降することで,上層と底面の総骨材の体積割合の差は10%以上となった。また,沈降する骨材の多くは粗骨材であり,いずれの配合でも上層と底面の細骨材率の差は7%以上となった。さらに,表層透気係数と,粗骨材の変動およびブリーディング率には明確な関係が確認されなかった。