自然治癒・自己治癒／サステイナビリティ／軽量コンクリート（材料）／エコ・緑化コンクリートⅠ

[1236] ポーラスコンクリートの骨材飛散抵抗性に関する基礎的研究

坂本英輔¹, 砂田栄治², 古井博³ (1.広島工業大学 2.まるせ 3.広島地区生コンクリート協同組合)

キーワード：aggregate fretting resistance, aggregate size, cantabro test, porous concrete, vinylon fiber, void ratio, カンタブロ試験, ビニロン繊維, ポーラスコンクリート, 空隙率, 骨材粒径, 骨材飛散抵抗性

本研究では，ポーラスコンクリートの骨材飛散抵抗性の基礎特性の把握および繊維混入率が骨材飛散抵抗性に及ぼす影響を把握することを目的として，実験的な検討を行った。その結果，実測空隙率15%程度では，繊維混入率が質量損失率に及ぼす影響はほとんどなかったが，実測空隙率25%では，繊維混入率が最も高い1.0%において，質量損失率が若干低下した。このことから，POCの質量損失率を低減する方法の一つとして，POCへの繊維の混入が有効となる可能性が示唆された。また，圧縮強度および曲げ強度と質量損失率の間には，高い相関があることを明らかにした。