コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/耐久性一般/短繊維補強コンクリート(材料)

補修・補強(材料)Ⅲ

2017年7月12日(水) 15:45 〜 18:00 第5会場 (白橿(しらかし)1/会議棟3階)

座長:近藤拓也(土木), 北垣亮馬(建築)

[1278] 繊維補強ポリマーセメントモルタル(FRPCM)の硬化収縮に及ぼす養生温湿度条件の影響

川村和史1, 長谷川諒1, 崔亨吉1, 濱幸雄1 (1.室蘭工業大学)

キーワード:Curing relative humidity, Curing temperature, Fiber reinforced polymer cement mortar, Regression analysis, Setting shrinkage, 硬化収縮, 繊維補強ポリマーセメントモルタル, 重回帰分析, 養生温度, 養生相対湿度

繊維補強ポリマーセメントモルタル(FRPCM)はコンクリート構造物の断面補修材料として広く用いられている。本研究では,実環境を想定した温湿度条件におけるFRPCMの硬化収縮特性を検討し,硬化収縮に及ぼす要因を把握することを目的とした実験を行い,重回帰分析による検討を行った。その結果,FRPCMの硬化収縮試験における質量変化率は養生環境の温度と相対湿度の両方の影響を受けるが,長さ変化率については相対湿度の影響が卓越していることがわかった。また,温湿度が変化する実環境では温度変化による線膨張係数の影響を考慮しなければならないことを確認した。