コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 付着・定着・継手/構造解析/破壊力学

付着・定着・継手Ⅰ

2017年7月12日(水) 13:15 〜 15:15 第7会場 (会議室1/展示棟1階)

座長:滝本和志(土木), 寺井雅和(建築)

[2082] スラブ付き鉄筋コンクリート造柱梁接合部部分架構のFEM解析

杉本訓祥1, 田才晃1 (1.横浜国立大学)

キーワード:Beam-Column Joint, Bond, Hysteresis Characteristics, 付着, 履歴特性, 柱梁接合部

鉄筋コンクリート造柱梁接合部を含む部分架構の地震時挙動において,スラブが及ぼす影響について,非線形FEM解析により検証した。比較的柱梁曲げ強度比を大きくした十字型柱梁接合部部分架構を対象とし,梁通し主筋の付着性能を変動させた複数のモデルを対象としたFEM解析を行い,スラブの有無が履歴性状や付着性状に及ぼす影響を検証した。特に大変形時のエネルギー吸収性能は,スラブ付き架構の方がやや劣る傾向がみられた。さらに,スラブ無し架構では上下の主筋の付着挙動に差は見られないが,スラブ付き架構の場合,主筋の付着すべり量は,下端主筋がより大きく,上端主筋はより小さくなることが確認された。