コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 舗装/プレキャストコンクリート(材料)

舗装/プレキャストコンクリート(材料)1

2025年7月16日(水) 13:20 〜 15:20 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:西岡由紀子(建築),宮澤伸吾(土木)

[1002] C-S-H系硬化促進剤を使用した高炉スラグ含有コンクリートの強度発現性とCO₂排出量に及ぼす養生方法の影響

井元晴丈1, 小泉信一1, ビヌコンダチャンドラキラン1, 島田昌宜1 (1.シーカ・ジャパン)

キーワード:高炉スラグ微粉末、C-S-H系硬化促進剤、蒸気養生、水結合材比、CO2排出量

C-S-H系硬化促進剤(AC)を使用した高炉スラグ含有コンクリートの強度発現性とCO2排出量削減効果に及ぼす養生方法の影響について検討した。翌日脱型を想定した材齢17時間で12 N/mm2が得られる水結合材比は,スラグ置換率増加と蒸気養生の最高温度の低下により低くなるが,ACの添加により増加することを確認した。推定した各養生条件における材齢17時間で12 N/mm2が得られる配合から原料由来と操業由来のCO2排出量を試算し,総CO2排出量はスラグ置換率の増加により低下するが,蒸気養生温度の低減は排出量の増大を招くことを確認した。ACを添加することで総CO2排出量を低減できることが試算された。