コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料一般)

環境配慮型コンクリート(材料一般)2

2025年7月17日(木) 10:50 〜 12:20 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:佐藤幸恵(建築),佐川康貴(土木)

[1022] 高炉スラグ微粉末を多量に使用したコンクリートへの亜硝酸リチウムの添加が諸特性に与える影響

村田英生1, 山田悠二1, 湯地輝2, 櫨原弘貴3 (1.山口大学 2.東洋建設 3.福岡大学)

キーワード:高炉スラグ微粉末、亜硝酸リチウム、低炭素、強度、中性化、炭素固定、腐食特性

カーボンニュートラルの達成に向けて,高炉スラグ微粉末を多量に使用することで製造時のCO2排出量を減らした低炭素型コンクリートの開発が積極的に行われてきているが,強度発現性や耐久性の低下が懸念される。そこで本研究では,高炉スラグ微粉を多量に使用したコンクリートの耐久性を向上させることを目的に亜硝酸リチウムを添加し,諸特性について検討した。その結果,亜硝酸リチウムを添加した低炭素型コンクリートは添加しないものと比べて,強度特性,中性化に対する抵抗性および炭素固定化能力,腐食に対する抵抗性が改善されることが明らかとなった。