コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料一般)

環境配慮型コンクリート(材料一般)3

2025年7月17日(木) 13:40 〜 15:10 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:道正泰弘(建築),河合研至(土木)

[1029] CO₂固定再生微粉を混合した高炉スラグ微粉末高含有コンクリートの圧縮強度特性とCO₂排出量に関する検討

朝井達也1, 江口康平1, 辻大二郎1, 小島正朗1 (1.竹中工務店)

キーワード:高炉スラグ微粉末、再生微粉、CO2固定、コンクリート、圧縮強度、CO2排出量

本研究では,高炉スラグ微粉末と石膏の混合物を70%および85%でセメントに置換した2種類のセメントを用いて,解体コンクリートから再生骨材を製造する過程で発生した再生微粉を湿式炭酸化処理したCO2固定再生微粉を,無混合および200kg/m3外割砂置換した高炉スラグ微粉末高含有コンクリートについて,水セメント比200~38%の範囲における圧縮強度の比較検討を行った。その結果,CO2固定再生微粉を混合することで材齢1,7,28日の圧縮強度が大幅に増進され,同一圧縮強度でのCO2排出量が大きく低減されることがわかった。