コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料一般)

環境配慮型コンクリート(材料一般)3

2025年7月17日(木) 13:40 〜 15:10 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:道正泰弘(建築),河合研至(土木)

[1032] 石灰石-高炉スラグ混合セメントの物性とCO₂削減効果

小林和揮1, 扇嘉史1, 細川佳史1, 石田征男1 (1.太平洋セメント)

キーワード:セメント、混合材、石灰石微粉末、高炉スラグ微粉末、CO2排出量

クリンカー比率が30%~60%,石灰石微粉末比率が0~20%の石灰石-高炉スラグ混合セメントについて,モルタルによる評価を行った。JIS R 5201による試験から,石灰石微粉末は材齢7日までの短期強さの向上に寄与すること,高炉スラグによる凝結遅延を緩和することが確認された。さらに,減水剤を添加したモルタルの流動性評価から,石灰石微粉末は流動性の向上に寄与することがわかった。石灰石微粉末を20%混合した石灰石-高炉スラグ混合セメントについて,高炉セメントB種と圧縮強度を同程度とした際,耐久性を維持しつつ,CO₂排出量が削減可能であった。