コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料一般)

環境配慮型コンクリート(材料一般)5

2025年7月18日(金) 10:50 〜 12:20 第1会場 (アイーナ8階 804A)

座長:中山英明(建築),渡邉賢三(土木)

[1040] 高炉スラグ微粉末を多量置換したプレキャストコンクリートにおける蒸気養生の効果に関する研究

橋本涼太1, 櫨原弘貴1, 牛田潤1, 田中孝一2 (1.福岡大学 2.ヤマウ)

キーワード:高炉スラグ微粉末、多量置換、プレキャストコンクリート、蒸気養生、最高温度、積算温度

高炉スラグ微粉末(BFS)を多量置換したプレキャストコンクリート(PCa)を想定し,当該コンクリートの諸特性に及ぼす蒸気養生の効果を調べた。BFS4000ブレーンおよび6000ブレーンを,それぞれセメントに対し30%,50%,70%置換したコンクリートを作製した。蒸気養生の条件には,最高温度(20~60℃)と積算温度(340~540℃・h)が異なる4ケースを設定した。主な結果として,脱型時(材齢17時間)の圧縮強度はBFS置換率70%の場合でも積算温度を大きくすることでBFS置換率30%と同等の値となることがわかった。一方,BFSのブレーン値や置換率にかかわらず,材齢14日の圧縮強度は積算温度が大きい場合に小さくなった。