コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » アルカリシリカ反応・DEF

アルカリシリカ反応・DEF2

2025年7月16日(水) 15:40 〜 17:25 第2会場 (アイーナ8階 804B)

座長:寺本篤史(建築),川端雄一郎(土木)

[1064] 高速道路橋におけるASRによるひび割れの特徴とコアによる潜在膨張性の評価に関する検討

河尻留奈1, 牧野卓也2, 小塚正博1, 鳥居和之1 (1.中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋 2.中日本高速道路)

キーワード:コンクリート橋、ひび割れ、アルカリシリカ反応、ASR、促進膨張試験

アルカリシリカ反応(ASR)によるひび割れが富山地区の高速道路橋などで多数確認されているが、その中で上部工に発生したASRは全国的な調査が不十分で、その進行性などが把握されていなかった。そこで本研究では、北陸地方の高速道路橋における上部工(RC桁およびPC桁)のASRによるひび割れの特徴を調べるとともに、PC橋およびRC橋から採取したコアによる促進膨張試験を実施することにより、上部工に発生したASRについては、構造物が置かれる地域的な骨材事情に注目したコアの評価による調査・診断が有効であった。