コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » アルカリシリカ反応・DEF

アルカリシリカ反応・DEF2

2025年7月16日(水) 15:40 〜 17:25 第2会場 (アイーナ8階 804B)

座長:寺本篤史(建築),川端雄一郎(土木)

[1067] 二軸拘束下のDEF膨張したコンクリートの膨張ーひび割れー力学特性の異方性評価

岡本真実1, 藤島実里1, 三浦泰人1, 高橋佑弥2 (1.名古屋大学 2.東京大学)

キーワード:DEF膨張、二軸拘束、異方性、ひび割れ、圧縮特性

本研究では,拘束下の DEF 膨張において,ひび割れの方向性による力学特性の異方性を評価することを目的とした実験を行った。二軸拘束下の DEF 膨張試験を実施し,膨張後の試験体の圧縮特性を同定した。二軸拘束条件ではひび割れを一方向に制御できるため,ひび割れに対する載荷方向を変化させることで力学特性の異方性を評価した。また,ひび割れを定量化し,膨張量・力学特性との関係を評価した。その結果,ひび割れに対して直交方向に載荷した場合,力学特性が大きく低下することが確認された。そして,載荷直交方向のひび割れ密度と力学特性の低下に相関関係があることが確認された。