コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » ジオポリマー・アルカリ活性材料

ジオポリマー・アルカリ活性材料1

2025年7月16日(水) 10:00 〜 12:00 第3会場 (アイーナ8階 812)

座長:寺西浩司(建築),一宮一夫(土木)

[1105] 火山ガラス微粉末および高炉スラグ微粉末を用いたAAMモルタルへの修正RCPT法の適用

佐川康貴1, 宮崎萌1, 大迫雄馬2, 尾上幸造2 (1.九州大学 2.熊本大学)

キーワード:アルカリ活性材料、火山ガラス微粉末、電気泳動法、RCPT、印加電圧、塩化物イオン

AAMs(アルカリ活性材料)の塩分浸透抵抗性を迅速に評価する手法として,ASTM C1202の印加電圧を60Vから10Vに変更した修正RCPT法の適用性について検討した。火山ガラス微粉末および高炉スラグ微粉末を用いたAAMモルタルを対象とした。両材料の混合比や初期加熱の有無および加熱温度,加熱後の養生条件を変化させ,6時間通過電荷量を比較した。その結果,強度と相関があること,高炉スラグ微粉末30%では通過電荷量が水セメント比50%のセメントモルタルよりも大きくなること等が明らかとなった。塩分浸透深さは円盤供試体の厚さ50mm以下となり,AAMモルタルへの修正RCPT法の適用は妥当と考えられた。