コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » ジオポリマー・アルカリ活性材料

ジオポリマー・アルカリ活性材料2

2025年7月16日(水) 13:20 〜 15:20 第3会場 (アイーナ8階 812)

座長:大塚拓(建築),花岡大伸(土木)

[1116] 炭酸カリウムを使用した水ガラス不使用ジオポリマーに関する研究

福本直1, 宮崎泰樹1, 前島嵐2, 横関康祐2 (1.中国電力 2.東洋大学)

キーワード:ジオポリマー、炭酸カリウム、CO2固定、産業副産物、圧縮強さ、曲げ強さ

ジオポリマーは,産業副産物の有効利用,建設分野におけるCO₂排出量低減の観点から注目を集めている。本研究では,ジオポリマー製造における更なるCO₂排出量の削減を目的として,水ガラスを使用しないことに加え,炭酸カリウムの使用によりCO₂を固定したジオポリマーを製作し,フロー試験,強度試験,CO₂固定量分析を行った。その結果,全アルカリ中の炭酸カリウムの割合を調整することにより,施工性を確保し,高温養生を実施しない場合でも高い強度を有するジオポリマーを作製できることを明らかにした。また,本研究で作製したジオポリマーモルタルのCO₂総収支はカーボンネガティブ化を達成した。ジオポリマーは,副産物の有効利用,建設分野におけるCO₂排出量低減の観点から注目を集めている。本研究では,ジオポリマー製造における更なるCO₂排出量の削減を目的として,水ガラスを使用しないことに加え,炭酸カリウムの使用によりCO₂を固定したジオポリマーを製作し,フロー試験,強度試験,CO₂固定量分析を行った。その結果,全アルカリ中の炭酸カリウムの割合を調整することにより,施工性を確保し,高温養生を実施しない場合でも高い強度を有するジオポリマーを作製できることを明らかにした。また,本研究で作製したジオポリマーモルタルのCO₂総収支はカーボンネガティブ化を達成した。