コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » ジオポリマー・アルカリ活性材料/新材料・新工法(材料)

ジオポリマー・アルカリ活性材料3/新材料・新工法(材料)1

2025年7月16日(水) 15:40 〜 17:25 第3会場 (アイーナ8階 812)

座長:李柱国(建築),尾上幸造(土木)

[1119] アルカリ活性材料を用いた遠心成形管の試作

山田宏1, 林一也2, 関友則3, 一宮一夫4 (1.大阪産業大学 2.クリコン 3.住友大阪セメント 4.大分工業高等専門学校)

キーワード:オルトケイ酸ナトリウム、アルカリ活性材料、凝結、遅延剤、養生、遠心成形

脱炭素化に資するアルカリ活性材料のさらなる用途拡大を目指し,オルトケイ酸ナトリウムを用いたアルカリ活性材料を遠心成形させるための基礎的な検討などを行った。その結果,遠心成形させるために,必要なハンドリング性の確保は,従来のセメント系材料で促進剤として用いられる硫酸アルミニウムが有効であること,脱型強度の発現および長さ変化率の改善に,高温養生が有効であることなどを明らかにした。最終的には,実際の工場で遠心成形管の試作を行い,従来のヒューム管と同等程度の性能を確認した。