コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » ジオポリマー・アルカリ活性材料/新材料・新工法(材料)

ジオポリマー・アルカリ活性材料3/新材料・新工法(材料)1

2025年7月16日(水) 15:40 〜 17:25 第3会場 (アイーナ8階 812)

座長:李柱国(建築),尾上幸造(土木)

[1120] ベチバーリグニンを利用したボタニカルコンクリートの基礎的研究

宮本祐香1, 富山潤1, 桐野龍2, 諏訪竜一1 (1.琉球大学 2.恩納村赤土等流出防止対策地域協議会)

キーワード:ベチバー、リグニン、ボタニカルコンクリート、曲げ強度、耐水性

沖縄県恩納村では赤土流出対策の一つとして,畑の周囲にグリーンベルト・ベチバーが設置されているが,定期的な手入れに伐採されたベチバー(イネ科)の葉のリサイクルが課題の一つである。本研究では,ボタニカルコンクリートの原材料として,ベチバーのリグニンの適用性を検討するため,ベチバーを原材料としたボタニカルプレートおよびボタニカルコンクリートを製作し,曲げ強度および耐水性に関する基礎的な検討を行った。その結果,曲げ強度は良好な結果を得た。また,耐水性については,市販の水性ウレタンニスを塗布することでパーティクルボードの基準値を満足することを確認した。