コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » ジオポリマー・アルカリ活性材料/新材料・新工法(材料)

ジオポリマー・アルカリ活性材料3/新材料・新工法(材料)1

2025年7月16日(水) 15:40 〜 17:25 第3会場 (アイーナ8階 812)

座長:李柱国(建築),尾上幸造(土木)

[1121] 空気量を増大したコンクリートの各種品質に関する基礎的検討

西澤彩1, 桜井邦昭1, 伊佐治優1, 河合研至2 (1.大林組 2.広島大学)

キーワード:空気量、単位セメント量、単位水量、CO2排出量、圧縮強度、流動性

コンクリート製造時のCO2排出量を低減することを目的として,コンクリート中の空気量を増大して単位セメント量を低減する配合を検討した。空気量を3%大きくした場合,同一の流動性の確保に必要な単位水量を約10kg/m3低減できる一方で,同一の圧縮強度を確保するために水セメント比を約3%小さくする必要があることを確認した。また,一般的な配合の普通コンクリートに比べ,空気量を3%増やすことで,同一の流動性,強度特性および耐久性を確保しつつ,単位水量およびセメント量を大幅に低減でき,CO2排出量および断熱温度上昇量,収縮ひずみを低減できるコンクリートが得られることを示した。