コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 新材料・新工法(材料)

新材料・新工法(材料)2

2025年7月17日(木) 09:00 〜 10:30 第3会場 (アイーナ8階 812)

座長:西尾悠平(建築),伊達重之(土木)

[1125] アルギン酸ナトリウムによる降雨対策工法を行ったコンクリート表面と仕上げ材との付着性に関する検討

井上裕太1, 伊佐治優1, 桜井邦昭1, 三森耀介2 (1.大林組 2.シーカ・ジャパン)

キーワード:アルギン酸ナトリウム、不溶性ゲル、ポリッシャー、炭酸ナトリウム、仕上げ、建研式引張試験

アルギン酸ナトリウム水溶液を打込み面に散布して不溶性ゲルを生成し,コンクリート表面を降雨から保護する対策工法は,打込み時のみならず打込み面の仕上げ作業が終了した後の降雨に対しても有効である。本稿では,後者において本対策工法を用いた場合を想定し,散布の翌日以降に不溶性ゲルを除去する方法ならびに除去後の表面に塗床等の仕上げ材を施工する場合における表面と仕上げ材との付着強度を検討した。その結果,ポリッシャーの使用または炭酸ナトリウム水溶液の散布により不溶性ゲルを除去できること,除去後の表面と仕上げ材との付着強度は指針類に示される値を十分に満足することを確認した。