コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 繊維補強コンクリート(材料)/高流動コンクリート

繊維補強コンクリート(材料)2/高流動コンクリート1

2025年7月17日(木) 13:40 〜 15:10 第4会場 (アイーナ8階 811)

座長:山口信(建築),瓦井智貴(土木)

[1196] 粒子充填を考慮した高流動コンクリートの配(調)合設計への単位水量および空気量の組込み

陶山裕樹1, 高巣幸二1, 小山田英弘1 (1.北九州市立大学)

キーワード:高流動コンクリート、配(調)合設計、塑性粘度、V漏斗流下時間、粒子充填、流動性

本研究では,既往の粒子充填の理論に基づく従来の高流動コンクリートの配(調)合設計手法に,練混ぜ水と空気量の変数を取り込んで拡大したモデルを提案した。同モデルでは,水を微小粒子と解釈し,空気も便宜的に水と同様に扱う。係数qを0.134としたAndreasen & Andersen式の粒子径分布曲線を理想とするひとつの理論に基づき,固形物の構成割合だけでなく,水セメント比や単位水量,空気量まで策定できる配(調)合設計手法の可能性が,モルタル供試体による実験を通じて示唆された。