フレッシュコンクリート１

[1222] 充塡装置の容器形状や骨材条件の違いが加振時のコンクリートの充塡性評価に与える影響

渡辺大河¹, 根本浩史², 市川晃³, 橋本紳一郎³ (1.熊谷組 2.清水建設 3.千葉工業大学)

キーワード：骨材、充塡性、間隙通過性、材料分離抵抗性、充塡装置、容器形状

充塡装置の容器形状や骨材条件の違いが，コンクリートの充塡性評価に与える影響について検討した。自己充塡と加振充塡による充塡性評価を比較した結果，加振の有無により充塡状況が異なることが推測された。加振充塡では，容器形状の違いよる充塡性評価への影響は骨材条件によって異なることが推察され，細骨材の粗粒率による影響が大きいことが考えられた。また，加振充塡による充塡状況の目視や粗骨材量比率の結果から，間隙通過に伴い粗骨材量比率の変化が大きくなるような骨材条件のコンクリートを評価する際は，U形容器を用いて加振時のコンクリートの充塡性を評価することが有効であることが明らかとなった。