コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリート2

2025年7月16日(水) 15:40 〜 17:25 第5会場 (アイーナ8階 810)

座長:山田義智(建築),橋本親典(土木)

[1226] 石灰石-高炉スラグセメントを用いたコンクリートの流動性および間隙通過性能に関する検討

安田瑛紀1, 吉田亮佑1, 細川佳史1, 石田征男1 (1.太平洋セメント)

キーワード:石灰石、高炉スラグ、混合セメント、流動性、間隙通過性能、レオロジー

混合材に石灰石と高炉スラグを用いた石灰石-高炉スラグセメントについて,流動性や間隙通過性能を評価した。石灰石の添加によりセメントペースト中の粉体粒子の充填率は高くなる場合はセメントペーストのフローも大きくなり,余剰水膜厚さが大きくなるためと考えられた。普通強度および高強度コンクリートに対してボックス充填試験やJリングフロー試験により間隙通過性能を評価したところ,特にクリンカファクタが低い場合には石灰石の添加による改善効果が大きくなった。モルタルのレオロジー定数との比較から,モルタルの塑性粘度と間隙通過性能の関係は強度レベルによって異なる可能性が示唆された。