コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 物性一般

物性一般2

2025年7月17日(木) 13:40 〜 15:10 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:中田清史(建築),中山一秀(土木)

[1303] 木粉を添加したコンクリートの配合設計手法の提案

金子泰明1, 折田現太1, 槙島修1 (1.飛島建設)

キーワード:木粉、フレッシュ性状、空気量、圧縮強度

近年,コンクリートの低炭素化やCO2が固定化された材料をコンクリートに添加することで環境配慮型の材料とする方法が検討されている。その中で,コンクリートの自己養生材料として検討されている木粉や竹粉が,CO2固定材料として有効であると考えられる。しかし,木粉をコンクリートに添加する場合,木粉の水分の保持状態や吸水特性を考慮して配(調)合設計をする必要があるが,その手法は明確になっていない。本研究では,木粉の表乾状態の考え方を整理するとともに,コンクリートに木粉を添加したコンクリートの空気量や圧縮強度への影響を実験的に評価し,配(調)合設計の考え方を提案した。