コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(物性・耐久性)

非破壊検査・診断(物性・耐久性) 1

2025年7月18日(金) 09:00 〜 10:30 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:佐藤大輔(建築),鎌田敏郎(土木)

[1309] 炭酸化収縮ひび割れが透気係数に及ぼす影響に関する研究

北村咲乃1, 寺本篤史1, 丸山一平2 (1.広島大学 2.東京大学)

キーワード:微細ひび割れ、炭酸化収縮、乾燥収縮、AE波、透気係数、CO2固定

炭酸化反応に伴い生じる細孔構造の変化の一例として炭酸化収縮による微細ひび割れの発生が挙げられる。しかしコンクリート構造物で炭酸化が生じる際にはほとんどの場合で乾燥収縮も同時に発生している。そのため,炭酸化収縮ひび割れが表層透気係数に及ぼす影響を確認するためにはこれらのひび割れの影響度合いを分離して考慮する必要がある。そこで本研究では,AE波特性による乾燥収縮ひび割れと炭酸化収縮ひび割れの分離定量を試み,乾燥期間,炭酸化期間に生じるひび割れ特性とその特性を持つひび割れが透気係数に及ぼす影響を考察した。