コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(物性・耐久性)

非破壊検査・診断(物性・耐久性) 2

Durability)Ⅰ

2025年7月18日(金) 10:50 〜 12:20 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:林和彦(建築),山口明伸(土木)

[1312] 医療用X線CTスキャナを用いた硬化コンクリートの品質評価手法の検討

岡林徹1, 横井克則2, 浦本豪一郎3 (1.高知県コンクリート診断士会 2.高知工業高等専門学校 3.高知大学)

キーワード:CT値、二値化、空気量、C/W、圧縮強度、単位粗骨材量

医療用X線CTスキャナを用いた調査研究において,CT値の画像解析で,岩石コア等の調査において成果をあげている。一方,硬化コンクリートの分野における利用は限定的である。本研究では硬化コンクリートの品質評価,手順の確立および精度の有用性について実験を行った。配合は単位水量を一定としW/Cを3水準とした。使用骨材は石灰系および砂岩系とした。調査項目として空気量,単位粗骨材量,C/W及び圧縮強度の推定を試みた。空気量ではエントラップトエアと推定されるものが1~2%,単位粗骨材量推定では2~15%の誤差で検出できた。また,C/W及び圧縮強度試験とCT値の相関は比較的大きいことが確認できた。