コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(物性・耐久性)

非破壊検査・診断(物性・耐久性) 3

2025年7月18日(金) 13:40 〜 15:10 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:大野健太郎(建築),土屋直子(土木)

[1318] コンクリートのドリル削孔粉を用いた含水率測定におけるばらつきに関する基礎的検討

木野瀬透1, 今本啓一2, 田中章夫3 (1.日本建築総合試験所 2.東京理科大学 3.日本工業大学)

キーワード:含水率、乾式コア、ドリル削孔粉、ばらつき評価、ヒストグラム、コンクリート

コンクリート構造物の耐久性調査における含水率測定は,従来,乾式で採取したコンクリートコアにより行われているが,乾式コアの採取はコストや現場作業における労力が大きい。本研究では振動ドリルによる削孔粉を用いた簡易的な含水率測定方法について検討した。最終的には試験方法を提案することを目的とするが,まず,ドリル削孔粉により含水率を測定する際に生じうるばらつきの要因として,使用器具,試料の量,骨材の偏在の影響について検討した。その結果,乾燥容器にはアルミカップを用い,1試料当たり10g以上採取して,3試料の平均値を求めることで比較的高精度の含水率測定を行えることが分かった。