コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 柱はり接合部

柱はり接合部2

2025年7月17日(木) 13:40 〜 15:10 第8会場 (アイーナ6階 世代間交流室)

座長:田尻清太郎(建築),島弘(土木)

[2061] 部分的に高強度化した鉄筋を用いたRC造ト形柱梁部架構の接合部損傷低減に関する実験的研究

加藤珠実1, 岸田慎司1, 昆野雄大1, 劉媛2 (1.芝浦工業大学 2.高周波熱錬)

キーワード:鉄筋コンクリート造、ト形接合部、部分高強度化鉄筋、ヒンジリロケーション、機械式定着

ト形柱梁部分架構の梁主筋に部分高強度化鉄筋を用いることでヒンジリロケーションを実現させ,柱梁接合部の損傷低減を目的とした。本工法を用いたト形柱梁部分架構の既往研究では,柱梁強度比を2.0以上,接合部横補強筋に高強度補強筋を使用して接合部補強比を1.0確保することで接合部の損傷を抑制した。本研究では,柱梁強度比,接合部補強比が接合部の損傷に及ぼす影響を検討するため4体の試験体の載荷実験を行った。柱梁強度比が1.5より小さい試験体では,強度低下率βjが1.0以上で接合部横補強筋に高強度補強筋を使用しても,接合部の損傷を抑制することができなかった。