コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 合成・混合構造

合成・混合構造2

2025年7月18日(金) 10:50 〜 12:20 第8会場 (アイーナ6階 世代間交流室)

座長:中原浩之(建築),下村匠(土木)

[2072] ハンチ筋を接合に用いるPCa-CFT複合カルバートの耐荷・変形挙動

高橋良輔1, 島弘2, 松岡智3, 水上繁樹4 (1.北海学園大学 2.高知工科大学 3.共和コンクリート工業 4.日鉄エンジニアリング)

キーワード:プレキャスト、CFT、カルバート、ハンチ筋、モーメント−回転角関係、正負交番載荷

側壁をプレキャスト(PCa),頂版を矩形断面のCFT(Concrete Filled Tube)とし,ハンチ筋を接合面の引張補強筋として接合に用いるPCa-CFT複合カルバートの正負交番載荷実験を行い,その耐荷・変形挙動を調べた。実験ではRC柱部材と同様にハンチ下端で側壁主筋が降伏し,塑性区間のかぶり剥落・主筋座屈で終局に至った。ハンチ下端の側壁断面を破壊断面とすると,コンクリート標準示方書の方法による降伏時のモーメント,回転角の計算値は概ね実験に一致する。終局時モーメントの計算結果は過大評価となり,終局時回転角の計算では,実験では全域が塑性区間となるハンチ部の変形を無視するために安全側に評価する。