[2074] 高強度コンクリートを用いたCFTの圧縮クリープ特性
キーワード:CFT、高強度コンクリート、圧縮クリープ、自己収縮ひずみ
設計基準強度60~120N/mm2の高強度コンクリートを使用した無筋コンクリートおよびCFT試験体を作製し,約1年間の圧縮クリープ試験を行って,コンクリートおよび鋼管のひずみ挙動を確認した。CFTの圧縮クリープひずみは,充填コンクリートが密閉されていること,ならびに鋼管へ軸力が移動することにより,無筋コンクリートに比べて小さくなることが確認された。CFTの圧縮クリープ挙動については,鋼材や自己収縮の影響を考慮したレオロジーモデルで評価可能であり,その基となる密閉条件における高強度コンクリートの圧縮クリープ試験データの蓄積が重要である。