コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » せん断・ねじり

せん断・ねじり2

2025年7月17日(木) 13:40 〜 15:10 第9会場 (アイーナ5階 501A)

座長:崔琥(建築),千々和伸浩(土木)

[2115] 300N/mm²の圧縮強度を有する超高強度繊維補強モルタルの有限要素解析モデルとせん断耐力評価に関する研究

滝澤航大1, 柳田龍平1, 五十嵐心一1 (1.金沢大学)

キーワード:繊維補強無孔性コンクリート、せん断伝達特性、せん断スパン比、有効高さ、有限要素解析

圧縮強度300N/mm²を有する超高強度繊維補強モルタル系材料である繊維補強無孔性コンクリート(Porosity Free Concrete,以下PFC)はりを対象に,ひび割れ面のせん断伝達モデルにせん断剛性低減率-ひび割れひずみ関係を適用した有限要素解析によるせん断性状の再現解析から,解析モデルがPFCを用いたReinforced Concrete(RC)はりの耐荷力評価に有効であることを示した。また,せん断スパン比,有効高さ,引張鋼材比を水準とした解析から,これらの影響を反映したせん断耐力評価式を提案した。提案した評価式と実験結果を比較し,RC,Prestressed Concrete(PC)はりともにせん断耐力を評価できる可能性が示唆された。