長野大会(第52回石油・石油化学討論会)

講演情報

メタン反応触媒

[2C18-C21] メタン反応触媒(5)

2022年10月28日(金) 16:00 〜 17:00 C会場 (12B会議室)

座長:大山 順也(熊本大学)

16:30 〜 16:45

[2C20] メタンによるベンゼンメチル化反応に対するCo/MFIゼオライトのAl間距離の影響

○辻 悦司1、尾澤 伸樹2、金原 慶吾1、松原 仁志1、大塚 明歩1、菅沼 学史1、久保 百司2、片田 直伸1 (1. 鳥取大学、2. 東北大学)

キーワード:methane, methylation, zeolite

メタンによるベンゼンメチル化反応に対して、MFIゼオライトのαサイトに位置する単分散Co2+種が活性である。単分散Co2+種を形成するには二つのAl原子が必要であり、これらのAl間距離はAl濃度に依存する。本研究ではAl濃度の異なるCo/MFIについて調べた結果、Al濃度が低いCo/MFIの方がCo一つあたりの活性やメチル化選択率が高かった。またDFT計算より、Co2+が結合する酸素原子にAl原子が二つ結合するよりも、Al間距離が長く一つしか結合しない試料の方が活性であることがわかった。