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[1F5-GS-10-05] 小売店舗のフードロス削減と収益向上に向けた離散時間陳列数最適化アルゴリズムの開発
キーワード:数理最適化、動的計画法、需要予測、サプライチェーンマネジメント、リテールテック
近年,環境への影響,経済的損失,そして食料供給の持続可能性という観点から,フードロスへの対策の重要性が高まっている.特に小売店舗では大量のフードロスが発生しており,その削減が求められている.本研究では,これらの課題に対して,需要予測に基づく離散時間陳列数最適化アルゴリズムを開発した.このアルゴリズムは過去の販売データから需要の傾向を学習し,過剰な仕入れによるフードロスと販売機会の損失を最小限に抑えるような,最適な陳列数を自動的に提案する.最適な陳列数は単位時間毎に単一の値として出力されるため,運用時に各時間の詳細な陳列状態を把握する必要がなく,実用性に優れたものである.さらに,店舗の運営における最適化要件や制約条件を考慮に入れた定式化を行い,その有効性を数値実験と実業務への試験適用により検証した.
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