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[1O3-GS-11-04] 超個体を超えて: 集団意思と個々の自主性を両立させた組織システムの提案
キーワード:ウェルビーイング、超個体、集合知、タレントマネジメントシステム、ティール組織
超個体とは、アリやハチのように多数の個体が一個体のように振る舞う生物集団である。超個体は集団の意思に従い、集団存続のための合理的な意思決定を行う。これは、法人という集団にも見られる特徴である。かつての日本企業は協調性を重んじ、企業第一の労働を美徳とすることで組織目標と従業員の労働思想を一致させ、経済成長を達成した。企業の存続には超個体的な機能が重要であるが、従業員の労働思想は時代と共に変化する。個人の利益や意思を集団利益のために犠牲にする働き方は見直す必要がある。本活動では、新しい超個体的な組織のシステムを検討する。すなわち、組織の生存戦略としての利点を享受しつつ、個々の犠牲を伴わない組織構築を目指す。そのためには、経営側と従業員側の双方の理解と、個々の従業員が組織目標に対して自身の納得のいく形で能力を発揮できる環境の構築が必要である。本活動では、個々の意思尊重、タレントマネジメント、自己組織化等に焦点を当て、ティール組織という観点も加味したシステム開発に向けた検討・構想を行う。
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