2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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オーガナイズドセッション » OS-27 AIを活用した都市と自然環境の空間・系列データのモデリング

[3I1-OS-27a] AIを活用した都市と自然環境の空間・系列データのモデリング

2024年5月30日(木) 09:00 〜 10:40 I会場 (41会議室)

オーガナイザ:田部井 靖生(理化学研究所)、竹内 孝(京都大学)、藤井 慶輔(名古屋大学大学院情報学研究科)、沖 拓弥(東京工業大学 環境・社会理工学院)、西田 遼(東北大学 大学院情報科学研究科)、前川 卓也(大阪大学大学院情報科学研究科)

09:20 〜 09:40

[3I1-OS-27a-02] 群集制御最適化における頑健性評価とシナリオ生成手法の性能検証

〇丹羽 了1,2、鷹見 竣希2、重中 秀介1,2、大西 正輝2 (1. 筑波大学、2. 産総研)

キーワード:群集シミュレーション、最適化

大規模なイベントにおける大きな混雑を緩和するために期待値最適化で求めた群集制御の頑健性を評価する手法を提案する.大規模なイベントで多くの人々が一つの場所に集まると大きな混雑が発生する.大きな混雑はストレスや遅延,最悪の場合,群集事故や感染クラスタを引き起こす.混雑を緩和する手段として,経路誘導や分散退場,退場口割当などの群集制御が考えられる.実際には現場の判断で群集制御を決めることが多いが,群集シミュレーションと不確実性を考慮する最適化の技術を組み合わせることで複数の状況に対応した群集制御を求めることが可能である.しかし,これらの手法を用いて導出された群集制御が未知の状況において有効かどうかは検証されていない.本研究では,期待値最適化によって導出される群集制御が未知の状況においてどれほど有効かを評価する手法を提案する.提案手法では,完全情報下と不完全情報下で求めた解の評価値の差で群集制御の頑健性を評価する.実験では,大規模な会場から退場する時のゲート割当の頑健性を評価し,期待値最適化における不確実性集合を定義するシナリオ生成手法の性能を検証する.

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