2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[3T1-OS-6a] 信頼と文脈のインタラクションデザイン

2024年5月30日(木) 09:00 〜 10:40 T会場 (62研修交流室)

オーガナイザ:寺田 和憲(岐阜大学)、今井 倫太(慶應義塾大学)、山田 誠二(国立情報学研究所)

09:20 〜 09:40

[3T1-OS-6a-02] 聞き逃しを考慮した文脈理解技術の拡張

〇中西 建心1、土屋 碧渡1、長谷川 麟太郎1、前川 知行1、今井 倫太1 (1. 慶應義塾大学)

キーワード:逐次的文脈処理、自然言語処理、相互理解

SCAINs(Statements Crucial for Awareness of Interpretive Nonsense)は対話相手の発話文(コア発話文と呼ぶ)の解釈に重大な影響を与える対話文である.しかしながら従来のSCAINs特定手法では,解釈対象となるコア発話文に対して直前の発話ペアしか考慮されていない.本稿の目的は,従来のSCAINsでは考慮されていなかった,コア発話より時間的に過去の聞き逃しをシミュレートしたSCAINs特定を行うことである.本稿では従来のSCAINsを拡張したD-SCAINs (Distant SCAINs)を提案する.コア発話から離れた位置の聞き逃しが,人間にとってもコア発話文を解釈する上で重要であるかを評価した.結果として聞き逃した発話がコア発話に近いほど,コア発話文の解釈に重大な影響を与えやすいことがわかった.

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