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[3T1-OS-6a-04] 「あざとさ」を感じられる表情に関する検討
キーワード:インタラクション、意図検出、表情、笑顔、あざとい
近年ロボットとのインタラクションにおいて、外見の「かわいさ」がポジティブな反応を引き出す要素として用いられている。しかし今後ロボットに備えられる機能が多角化することを考えると、外見だけでなく、他の要素からも感じられる愛らしさを組み込むことが求められるであろう。そこで我々は対人反応を喚起する新たな要素として、自己演出的な可愛らしさである「あざとさ」に焦点を当てた。本研究では「あざとさ」が感じられるうる要素としてまず表情に着目し、表情のみからあざとさは感じられるのか、またどのような要素からあざとさを感じているのかについて、笑顔を用いた印象評価実験を通じて検討した。その結果、特定の笑顔が一般に「あざとい」と知覚され、この「あざとい」笑顔は、表情から感じられる意図性、感情性、そして二次的意図の点でその他の表情と異なることが明らかとなった。また「あざとい」笑顔にみられる顔表情の特徴を分析したところ、口周辺(AU14, 20, 23)と眉周辺(AU1, 4, 7)にて見られる特徴的な動きが「あざとい」知覚のトリガー候補であることが示唆された。
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