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[4C3-GS-11-05] ランドマークを用いて道案内をおこなうロボットシステムの提案
キーワード:ヒューマンロボットインタラクション、自然言語処理
人に情報を伝えるタスクではいかにして相手に情報を理解させるかが重要であり,道案内タスクではロボットは発話やジェスチャを用いて工夫してルートを伝える必要がある.しかし道案内ロボットに関する多くの研究は現在地から道案内することしか想定しておらず,案内ルートが複雑でも工夫せず道順を伝える手法をとっていた.本論文では,現在地から目的地までのルートが複雑な場合に,ユーザの街知識を利用して単純なルートで道案内をおこなうロボットシステムRoDiL(Route Directions with Landmarks)を提案する.RoDiLは店舗や建物の位置といったユーザの街知識に基づき,ユーザの知っている場所をランドマークとして利用し道案内をおこなう.RoDiLのベースであるランドマークを利用した道案内と,ランドマークを利用しない道案内の比較を100名に評価してもらったところ,現在地からのルートが複雑な場合ではランドマークを利用した方が有意に高い評価を得た.また現在地からのルートが単純な場合ではランドマークを利用しない方が良い印象を与えることが分かり,RoDiLの設計基準が高評価であることが分かった.
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