2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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一般セッション » GS-3 知識の利用と共有

[4F3-GS-3] 知識の利用と共有:

2024年5月31日(金) 14:00 〜 15:40 F会場 (イベントホール仮設4)

座長:川崎 敦史(株式会社東芝)

15:00 〜 15:20

[4F3-GS-3-04] ユーズド衣料品分類のための画像データセットの構築

〇水沼 千枝1、池谷 知子1、黒崎 優美1、野手 紀花1、奥村 紀之1、上 泰2、花田 美和子1 (1. 神戸松蔭女子学院大学、2. 広島工業大学)

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キーワード:データセット、ユーズド衣料品、リサイクル

ファッション産業は原材料の調達から廃棄まで環境負荷が大きく、この問題解決は国際的な課題である。環境省の調査によると家庭ごみで排出された衣料品のうち95%が焼却と埋め立て処分されているのが現状である。本研究は不要になった衣料品が、再利用可能なレベル(リユース)あるいは、廃棄するレベル(リサイクル)の判断をAIによって自動で行うシステムを構築し、廃棄される衣料品を削減する仕組みを作る。
本報告では、リユースあるいはリサイクルのボーダーラインに位置する衣料品に関するオープンなデータセットが存在しないため、機械学習に必要な衣料品画像のデータセットの作成方法について述べる。画像は、主に低価格帯の商品を扱うリサイクルショップで回収された衣料品を用い、これを一点ずつ解像度の異なる複数のカメラで多方向から撮影し、延べ14,105枚のデータを得た。また、商品の仕分け担当者と商品仕分けの知識のない人それぞれに、商品のリユース・リサイクルの仕分け作業とその根拠の聞き取りを行い、収集した画像にタグ付けを行った。さらに社会実装に向け、リユース可能な衣料品同士をコーディネートして提示するシステムを検討した。

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