2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[4Xin2] ポスターセッション2

2024年5月31日(金) 12:00 〜 13:40 X会場 (イベントホール1)

[4Xin2-70] ゴム材料の物性値に影響する工程・環境要因の推定に関する検討

柳  凜太郎1、〇藤後 廉1、前田 圭介1、小川 貴弘1、長谷山 美紀1 (1.北海道大学)

キーワード:材料開発、機械学習、物性推定

ゴム材料の物性推定は,ゴム材料開発の高度化・高速化において必要不可欠であり,様々な推定手法が提案されている.従来の物性推定手法は,主にゴム材料を製造する際の配合材料の差異が物性値へ与える影響に着目して構築されてきた.一方で,実際のゴム材料の物性は,配合材料のみならず,製造過程における工程要因や,気温や湿度等の環境要因にも影響されると考えられる.したがって,高品質なゴム材料を持続的に製造するためには,工程要因や環境要因が物性値に与える影響を解明する必要がある.そこで,本文では,ゴム材料の製造過程で得られる工場センサの情報(工程要因)や気温・湿度等の天候情報(環境要因)が物性値に与える影響を解析する.具体的に,工程要因および環境要因を説明変数として物性推定を行い,説明変数が物性推定に与える影響を解析することが可能な回帰手法を構築する.また,本文では実験において,気温や湿度等の環境要因が物性値に影響を与えることを明らかにしている.これらの解析により,高品質なゴム材料を製造するために重視すべき要因の特定へ貢献可能になると期待される.

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