[14a-A23-1~10] 6.1 強誘電体薄膜

△ [14a-A23-3] 成長温度がスピネルとナノ相分離したBi層状ペロブスカイトの安定性に及ぼす影響

〇原田 龍馬¹、川平 祐太¹、丸山 伸伍¹、松本 祐司¹ (1.東北大院工)

キーワード：強誘電体、薄膜

当研究室では，強誘電体のBi₅Ti₃FeO₁₅(BTFO15)とスピネルフェライトのCoFe₂O₄(CFO)とのナノ相分離薄膜を作製し，圧電応力顕微鏡(PFM)を用いてBTFO15マトリックス内で面内分極軸が自由回転することを報告してきた．この現象を解明するためにはBTFO15とスピネルフェライト間の相互作用について理解する必要があるが，それに関する知見は十分でない．そこで今回，CFOの代わりにNiFe₂O₄(NFO)とのナノ相分離薄膜を作製し，BTFO15のナノ構造の成長温度依存性をCFOのそれと比較した結果を報告する．