2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 窒化物半導体の最前線 -欠陥のない結晶・デバイスを目指して-

[14p-A21-1~13] 窒化物半導体の最前線 -欠陥のない結晶・デバイスを目指して-

2016年9月14日(水) 13:00 〜 19:00 A21 (メインホールA)

須田 淳(京大)、葛原 正明(福井大)、白石 賢二(名大)

16:30 〜 17:00

[14p-A21-9] GaN縦型パワーデバイスの現状と課題

須田 淳1 (1.京大院工)

キーワード:窒化ガリウム、パワーデバイス

GaNは大きな絶縁破壊電界と高い電子移動度を持つため次世代パワーデバイス材料として期待を集めている。GaNは当初バルク基板が存在しなかったため、横型(HEMT)の研究が先行したが、GaNレーザの量産に伴ってHVPEによるGaNバルク基板の量産がはじまると、縦型構造も検討されるようになってきた。近年ではNaフラックス法やアモノサーマル法など、大口径化、低コスト化、低転位化が期待できるバルク基板技術が台頭している。基板についての道筋が見えてきたこともあり、ここ数年、GaN縦型パワーデバイスの研究開発が活発化している。本講演では、GaN縦型パワーデバイスへの期待、現状、そして高性能パワーデバイス実現に向けた取り組むべき課題について述べる。