2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[22a-W331-1~12] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2016年3月22日(火) 09:00 〜 12:15 W331 (西2・3号館)

寺門 信明(東北大)、本間 剛(長岡技科大)

09:00 〜 09:15

[22a-W331-1] 【講演奨励賞受賞記念講演】 フツホウ酸ガラス表面への単結晶パターニングと屈曲・交差したライン状単結晶の成長挙動

篠崎 健二1、阿部 翔太1、本間 剛1、小松 高行1 (1.長岡技術科学大学)

キーワード:酸フッ化物ガラス、結晶化ガラス、単結晶成長

近年、我々はフツホウ酸ガラスのいくつかはEu3+イオンの添加により97%を超える高効率の蛍光を示すことを明らかにした。また、50BaF2-25Al2O3-25B2O3ガラスにレーザー誘起結晶化法を適用することで、BaAlBO3F2結晶を単結晶としてライン状に結晶成長を誘起することに成功し、光非線形性と蛍光特性を併せ持つ材料として期待される。このようなラインを導波路デバイスとして利用するには、位相整合などの観点から、導波光に対する結晶方位を制御する必要があるが、直線ラインでは成長優位方向にしか結晶成長しない。そこで、屈曲や交差させることで単結晶ラインの成長方位制御を試みた。