2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[7a-A401-1~11] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2017年9月7日(木) 09:00 〜 11:45 A401 (401)

越水 正典(東北大)

09:45 〜 10:00

[7a-A401-4] スペクトラルCTを用いた体内電子密度分布の高精度推定法

林 瑞子1、長尾 明恵1、取越 正己1、金井 達明1、櫻井 浩1 (1.群馬大院理工)

キーワード:電子密度、実効原子番号、スペクトラルCT

重粒子線治療は炭素イオンを体内に照射し電子密度分布を高精度で知る必要がある。取越らは2色の単色X線を用いたCT撮影で電子密度を1%以下の精度で求めた。ZouらはスペクトラルCTで取越らの手法を用いて電子密度を求めたが、光源のスペクトルを仮定する必要があり誤差となる。そこで単元素物質のキャリブレーションで電子密度を求める手法を提案する。Zeffの誤差は大きくなるが、電子密度に関しては精度向上がみられることがわかる。