2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.10 化合物太陽電池

[16a-F201-1~12] 13.10 化合物太陽電池

2017年3月16日(木) 09:30 〜 12:30 F201 (F201)

石塚 尚吾(産総研)

10:45 〜 11:00

[16a-F201-6] Cu(In,Ga)Se2 表面Cu 欠損層制御によるCu(In,Ga)Se2 太陽電池高効率化

〇(DC)西村 昂人1、土岐 爽真1、杉浦 大樹2、中田 和吉2、山田 明2 (1.東工大院理工、2.東工大工学院)

キーワード:太陽電池、カルコパイライト、同時蒸着

最近、Cu(In,Ga)Se2(CIGS)太陽電池におけるn型バッファ層/CIGSヘテロ界面の制御手法として、一般的なCIGS薄膜作製法である「三段階法」を改良、第2段階目直後にSeのみを照射するインターバル時間(tSe)を設けることにより、積極的にCu欠損層を導入する新規アプローチを提案した。この結果、tSe = 5 minで最高効率が得られ、これを超えると効率は減少傾向にあることが明らかとなった。今回、tSeを設けた場合のCIGS太陽電池における詳細な評価結果を報告する。