2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

15 結晶工学 » 15.6 IV族系化合物(SiC)

[16a-P5-1~15] 15.6 IV族系化合物(SiC)

2017年3月16日(木) 09:30 〜 11:30 P5 (展示ホールB)

09:30 〜 11:30

[16a-P5-12] C面ドライ酸化4H-SiC MOSFETにおける界面炭素関連欠陥の面内分布解析

鹿児山 陽平1、岡本 光央2、吉岡 裕典2、原田 信介2、山崎 隆浩3、大野 隆央3、梅田 享英1 (1.筑波大数物、2.産総研、3.物材機構)

キーワード:MOSFET、界面欠陥、電子スピン分光

私たちはこれまで電流検出型電子スピン(EDMR)分光を用いてC面ドライ酸化4H-SiC MOSFETの界面欠陥を調査してきた。検出したEDMRスペクトルには近接したスピン同士の磁気双極子相互作用”dipolar broadening”が表れており、それを基に面密度を求めると6×1013 cm-2であった。一方、高温電流-電圧測定から求めた面密度は5×1012 cm-2であった。この2つのデータを満たすような電子スピン分布モデルを複数作成し、それぞれのdipolar broadeningについて数値解析を行った。