2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[20a-C309-1~13] 6.1 強誘電体薄膜

2019年9月20日(金) 09:00 〜 12:30 C309 (C309)

右田 真司(産総研)、吉村 武(阪府大)

11:30 〜 11:45

[20a-C309-10] マルチフェロイックFe2Mo3O8薄膜における磁気転移温度の向上

毛 司辰1、片山 司1、近松 彰1、芝田 悟朗1,2、藤森 淳1、安井 伸太郎3、伊藤 満3、長谷川 哲也1 (1.東大院理、2.東理大理、3.東工大)

キーワード:マルチフェロイック、酸化物薄膜、磁性

マルチフェロイック材料であるFe2Mo3O8(FMO)は大きな電気磁気効果を示すため近年盛んに研究されている。しかし、その磁気転移温度(TC)は60 Kと低温であり、更なる材料探索が望まれていた。前回我々はFMOを薄膜にすることでTCが230 Kまで上昇することを報告した。本研究では、薄膜化によるTC上昇のメカニズム解明のため、走査型透過電子顕微鏡、X線磁気円二色性、第一原理計算を行ったので報告する。