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[20a-E302-12] ゲルマニウムにおける励起電子系の超高速緩和動力学:エネルギー・運動量空間におけるバレー間散乱の重要性
キーワード:ゲルマニウム、キャリアダイナミクス、時間角度分解光電子分光
ゲルマニウムのバルク伝導帯Γバレー内に光注入した励起電子系の超高速動力学を、フェムト秒2光子光電子分光法及び第一原理計算により研究した。励起電子系密度分布の時間発展を直接観測すると共に、電子-フォノン散乱時間を第一原理計算し、伝導帯励起電子系のエネルギー・運動量空間での緩和過程の全貌を明確にすると共に、エネルギー・運動量緩和におけるバレー間散乱の重要性を議論する。