2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[14a-A407-1~8] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2020年3月14日(土) 09:15 〜 11:30 A407 (6-407)

後藤 民浩(群馬大)、中岡 俊裕(上智大)

11:00 〜 11:15

[14a-A407-7] MnTe/Oxide積層構造にけるダイオード特性及びその応用可能性

〇(M1)金 美賢1、森 竣祐1、安藤 大輔1、須藤 祐司1 (1.東北大学)

キーワード:pnヘテロ接合、マンガンテルライド、セレクタ―材料

相変化メモリは,情報社会に向けた次世代型メモリデバイスとして有望である.メモリの実用化には,相変化材料だけでなく,メモリセルへの意図しない電流印加を防ぐために,ダイオード特性を示すセレクタ材料も必要である.現在,セレクタ材料として広く使われているOvonic threshold switchesには熱安定性に懸念があり,それに代わるセレクタ材料として金属ショットキー接合またはメモリ層とのpn接合が提案されている.近年,メモリ材料として注目されているManganese Telluride (MnTe)はβ相とα相間の多形変化に伴う電気抵抗差を利用してメモリ特性を発現すし,これら2相は両方ともp型半導体である.本研究では,p-MnTe/n-Oxide積層構造を用いたpn接合の形成及びそのデバイスへの応用可能性について議論する.