2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » パワーデバイスの最新動向と今後の展望

[16p-Z07-1~11] パワーデバイスの最新動向と今後の展望

2021年3月16日(火) 13:30 〜 17:30 Z07 (Z07)

金村 髙司(株式会社ミライズテクノロジーズ)、築野 孝(住友電気工業株式会社)

14:45 〜 15:00

[16p-Z07-4] 高ゲート酸化膜電界印加時の電子捕獲がSiC MOSFETのVthに及ぼす影響

野口 宗隆1、小山 皓洋1、岩松 俊明1、網城 啓之1、渡邊 寛1、三浦 成久1 (1.三菱電機(株) 先端総研)

キーワード:SiC、MOSFET、PBTI

本研究では、SiC MOSFETにおける高ゲート酸化膜電界印加時のPBTI特性を評価し、ゲート酸化膜中への電子・正孔捕獲過程を分離することで高ゲート酸化膜電界印加時に電子捕獲がSiC MOSFETのしきい値電圧(Vth)に及ぼす影響を解析した。さらに、ゲート通過電荷量(Qstress)に着目し、電子捕獲による初期Vthからの変化 (ΔVth,elec)とQstressの関係を検討した。その結果、高ゲート酸化膜電界印加時において、QstressがΔVth,elecの判断基準をとなることを見出した。